2026年10月11日、家族で佐川おもちゃ美術館を訪れました。
木のおもちゃで子どもたちと遊ぶことはもちろん、この日もう一つ楽しみにしていたのが、以前「日本一早い新酒を飲む会」で出会った涼真(りょうま)さんとの再会でした。
「ぜひぜひ」の一言から、佐川へ会いに行く日に
新酒の会で初めてお会いしたとき、私が「佐川のおもちゃ美術館に行ってみたいと思っていたんですs!」と話すと、涼真さんは「ぜひぜひ♪」と気さくに返してくれました。
涼真さんは、数年前に県外から地域おこし協力隊として高知へ来られたそうです。その後、佐川おもちゃ美術館でディレクターとして働くようになり、今は高知県の木材や文化を、遊びを通して子どもたちへつなぐ場所に立っています。
高知県外から来た人が、高知県の魅力を伝える側を担ってくれている。そんな涼真さんの歩みも、今回あらためて会いに行きたいと思った理由の一つでした。
お名前が涼真(リョウマ)さんというのも、なんだか運命的。高知にくるべくして来たという感じ…(笑)
一度の出会いを、その場だけで終わらせたくない。そんな気持ちもあって、今回は家族で佐川へ向かいました。
入口では、涼真さんが初めてお会いしたときと変わらないさわやかな笑顔で迎えてくれました。新酒の会で感じた、初対面でも自然に会話が続いていく親しみやすさは、この日も変わりませんでした。

子どもの手が止まらない、木のたまごと大きな木の空間
館内に入ると、目に入るのは木の色と手触りを生かしたおもちゃや遊具がたくさん。高知県産の木材がふんだんに使われ、天井を見上げても、足元を見ても、木に包まれているような空間が広がります。
子どもが夢中になった一つが、たくさんの木のたまごに触れられる場所でした。丸みや木目が一つずつ違い、手のひらにのせたり、かき分けたりするだけでも遊びになります。

大きな木製の遊具では、子どもが自分で入口を見つけ、奥へ進み、また別の場所へ抜けていきます。「次はどこだろう?」と考えながら体を動かす姿を、大人もそばで見守りながら一緒に楽しめました。


田舎寿司や佐川の食材が、木のおもちゃに
「さかわマルシェ」には、お寿司屋さんや収穫を楽しめる木のおもちゃが並んでいます。
定番のお寿司だけではありません。高知県の郷土料理である「田舎寿司」も、木のおもちゃで表現されています。さらにイチゴ、トマト、ショウガなどを集める収穫ごっこも楽しめます。
いつものままごと遊びの中に地域の料理や食材が入ることで、子どもが遊びながら「高知らしさ」に出会える。館内掲示には、地域の魅力に気づき、地域を愛する心が育ってほしいという願いも記されていました。


約1,500個の木の花が咲く「まきのさんのはなばたけ」
「まきのさんのはなばたけ」に展示されている木の花々は、「日本植物学の父」と呼ばれる牧野富太郎博士にゆかりのある植物が題材です。
博士がこよなく愛したといわれるバイカオウレンのほか、ワカキノサクラ、オンツツジ、キンモクセイ、サザンカなどが木のおもちゃになっています。壁面で磁石に貼り付けたり、バイカオウレンをこまのように回したり。隠れている鳥やチョウを探す遊びもできます。
館内掲示によると、木の花は総数約1,500個。眺める展示ではなく、子どもが手を動かしながら植物に親しめる場所になっていました。

人に会いに行くと、その地域をもっと知りたくなる

今回の訪問で改めて感じたのは、人との出会いが、地域へ足を運ぶきっかけになるということでした。
涼真さんと新酒の会で出会っていなければ、佐川おもちゃ美術館に行く日は、もう少し先になっていたかもしれません。けれど「また会いたいな」と思える人がいたことで、家族で出かける一日が生まれました。
そこで子どもたちは木のおもちゃに夢中になり、私は、高知県・佐川の植物や食文化を遊びへつなげる工夫に気づきました。
人に会いに行った先で、その土地の魅力にも出会う。ストーリー高知で人の話を届けている私にとっても、そんなつながりを実感できた一日でした。
佐川おもちゃ美術館の基本情報
- 施設名:佐川おもちゃ美術館
- 住所:高知県高岡郡佐川町加茂2711番地1
- 開館時間:10:00〜16:00(最終入館15:30)
- 休館日:毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は開館、翌日振替休館あり)・年末年始・メンテナンス休館日あり
- 一般入館料:おとな(高校生以上)1,000円、こども(1歳〜中学生)600円、0歳児無料
- 訪問日:2026年10月11日
開館日・料金・イベント内容などは変更される場合があります。お出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
参考情報
- 佐川おもちゃ美術館「ご利用案内」
- 全国のおもちゃ美術館「佐川おもちゃ美術館」
- 館内掲示「まきのさんのはなばたけ」「さかわマルシェ」(2026年10月11日撮影)